2019年08月24日

ウイルスが耐性を獲得してしまいがちな原因

ウイルスが耐性を獲得してしまいがちな原因
安住


人に危険なウイルスを治療する場合、さまざまな薬で治療することになるのですが、最近の問題点としてウイルスが薬に対して耐性を獲得してしまい、効き目が低下してしまうことがあり、例えば後天性免疫不全症候群と呼ばれる難病のエイズは、抗HIV薬によって近年HIVウイルスに感染した人の平均寿命は伸びつつあるのですが、その反面、抗HIV薬に耐性を持つウイルスも増加しているのだそうです。

そこで複数の国で薬物耐性を持つHIVウイルスの感染者を調査したところ、国によっては抗HIV薬耐性を持つウイルスの感染者の割合が10%を超えている所もあるようで、10%を超える抗HIV薬は、他の患者さんへ処方するには難しいレベルになるのだそうで、なぜ抗HIV薬耐性を持つケースが増えているのか、1つの理由として患者さんが抗HIV薬による治療を途中で中断してしまうことにより、耐性を持つHIVウイルスとなってしまうのではないかとのころです。

抗HIV薬の服用を途中で止めてしまう原因として、抗HIV薬を飲んでいることを他人に知られたくないという羞恥心や地域によっては抗HIV薬が不足していることで、継続的に服用できないことで、耐性を持つHIVウイルスへと変化してしまう可能性が考えられるそうです。

患者さんの継続しようとする気持ちの欠如や薬の不足が原因だとすると、更に効果的な治療薬が服用されても、途中で中断してしまうことで耐性を持つウイルスへなってしまうことが止めづらくなる難しい原因となってしまうかもしれません。



Posted by skieru82 at 03:56

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